文化人になりたい

その日に見た創作物について、感想を述べる。それだけの場所。

CCさくらクリアカード編第1話感想 新しさと古さが同居して

先週の日曜に寝坊してしまったので見逃してしまったのだが、なんとネット配信もあるようで一安心。

無いと思いこんでいたのでこれは嬉しい。

 

さて、CCさくらは言うまでもなく一時代を築いた少女アニメである。

20年という当時の少年少女が成長して資本力を手にするインターバルを経て新商品や新作を展開してきた。

少し前はセーラームーンで同じ流れがあったので、次はおジャ魔女どれみあたりが復刻されるのだろうか。

踊らされている気もするが、踊るのは楽しいので素直に踊っておく。

ccsakura-official.com

 

とはいいつつも、何分幼少期の作品なので細かい設定や人間関係までは覚えておらず、思い出しながらの視聴となった。

開幕ではケロちゃんがこれまでのあらすじを解説をして一安心……と思いきや解説をいい加減に打ち切って本編開始。

 

監督やキャストは当時のままなので、コメディパートの和やかさや、さくらのほわほわした可愛さなどは見事に変わっていなかった。

キャラクターデザインは頬のラインなど当時の雰囲気を残しつつも、基本的には今風にアレンジされている。(例えば鼻などはかなり丸くなっている)

また、夢のシーンや桜が飛ぶシーンではCGを利用していたりと細かい部分は現代化されていたが、風の刃が手書きだったりといった部分にはこだわりを感じる。

このようにクリアカード編は全体として当時の雰囲気を踏襲しつつも、全体としては新しいものに仕上がっている正統進化の続編といった印象。

このあたりは完全リメイクという体裁をとったセーラームーンとは対照的。

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とはいえ全てが当時のままというわけではない。

その代表格がスマホの存在だろう。第1話では主人公たちがスマホを利用するシーンがこれでもかというほど強調される。

エンディングでもスマホを利用するカットが複数挿入されており、スマホはこの作品を象徴する一つのキーとも言える。

(非常に細かいが、ケロちゃんのやってるゲームのコントローラーもPS4らしきワイヤレスのものになっている)

(そんな中ともよちゃんはオールドスタイルのビデオカメラを使っていて安心した)

 

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夢の共演。

 

このスマホを当たり前に使用する光景は原作のクリアカード編(2016年連載開始)でも見られる。

こういう光景を見ると、CCさくらは「復刻」されたのではなく、「続いている」のだと感じさせる。

時代の息吹を取り入れ「今の少女のため」の作品でありつつも、当時の情熱の残り香は確かに残っている、そんな丁寧な作りの第1話だった。