文化人になりたい

その日に見た創作物について、感想を述べる。それだけの場所。

サンリオ男子第2話感想 なぜかオタクの悲哀を良質に描いている

アクセス解析というものをふと見たら99%がポプテピピック第2話の感想でした。

他の記事はほとんど読まれていないようです。

初めて2週間も経ってないブログなので、一記事だけ読んでいただけるのでも大変ありがたいのですが笑 よりによってポプテピピックかあ〜みたいな気持ちもあったりなかったり。

まあもともと自己満足のためのブログなので懲りずに書き続けます。

 

本日は「サンリオ男子」の第2話です。

サンリオ男子であることを恥ずかしがらないモテ男水野との出会いに衝撃を隠せない隠れサンリオ男子長谷川。

同士であることを勘ぐった水野からの猛アプローチを受けます。

 

そして、クラスの友人から水野たちのサンリオ好きが有名であることを教えてもらいます。

サンリオ男子であることを隠さない2人を不思議に思う長谷川。

でも、そこで友人が「とはいえ、いくらカッコよくても男がサンリオ好きってのは……っていう人も結構いるみたいだぜ」ということを口にします。

 

こういう丁寧さが私がこの作品を良いと思う理由だったりします。

どんなにイケメンで社交的でも、やはりオタク趣味というものは偏見がつきものです。

水野たちは決して万人から受け入れられているわけではありません。

単に、偏見を持った人たちのことを眼中に入れていないだけなんですよね。

アンチの声などどうでもよい。ただ自分の好きなものを貫き、それを許容してくれる人たちとつるんでいるにすぎないのです。

それはある意味理想的な姿ではありますが、素でコミュ力やスペックの高い二人だからこそ許される芸当だという気もします。

(ただ、身近なアンチばかりはどうしても苦労する模様。それはまた次回の話……)

 

一方で偏見の目ばかりが気になってしまうのが主人公の長谷川。

友達に拒絶されたショックで祖母と険悪になってしまったトラウマから抜け出せていません。

結果、友人の前でも自らの趣味を隠してしまいます。

 

才能に恵まれ活躍している人こそ、アンチの声に耳を傾けず堂々と振る舞うことができ、才能のないパンピーこそ周囲の目を気にしてこそこそと生きなければならない、というのは結構リアルな話だと思います。

多分、小太りのメガネ男子がプーさん好きだと間違いなくからかいの対象になりますが、羽生結弦のプーさん好きは日本中から「かわいい」と絶賛されます。

このあたり、もっと掘り下げられていくと面白いですね。

 

さて、康太はサンリオ好きであることを親にすらいうことができません。

こうした勘違いが重なり、康太の大切なポムポムプリンは捨てられてしまいます。

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そんなシーンではないとはわかっていつつも、粗末に扱われたプリンに実家のような安心感を覚える

 

慌てて飛び出す康太。

失いかけて初めて気づくものというのは世の中たくさんあります。

そして、水野たちの叱咤激励もあり康太は初めて人前で「ポムポムプリンが好き」であることをカミングアウトするのです。

このあたりはかなりベタではありますが、声優さんの演技も相まって素晴らしいシーンだったと思います。

 

そしてプリン好きを堂々とカミングアウトできるようになった康太。

オタクコミュニティにも入れて、これから順風満帆のオタクライフを……となるのでしょうか。

「オタクと偏見」を(サンリオのくせに)丁寧に描く本作には少し期待してしまいます。