文化人になりたい

その日に見た創作物について、感想を述べる。それだけの場所。

HUGっと!プリキュア第1話 未来をテーマにした夢あふれる子供アニメ

お久しぶりです。

プライベートがゴタゴタしていました。

 

今日は昨日放映されたHUGっと!プリキュアです。

由緒正しき女児アニメシリーズ、その開幕はいつ見てもワクワクするものです。

 

脚本はプリティーリズムシリーズや12歳でおなじみの坪田文さん。

演劇方面でも活躍されていた方なので、テーマを明朗に歌い上げる芝居がかった作劇が特徴のお方です。

また、子供向けとはいいつつもいろいろな面で「ガチ」なのも特徴ですね(笑)

 

今回はとにかく展開が早い。次々のキャラクターたちが出会って戦いに加わっていく感じが心地よいです。

次週にはもう2人目も登場する模様。あまりプリキュアは追っていなかったのでわからないのですが、これって普通のペースなのかしら・・・?

少なくとも3人までは顔出ししているようなので、当分は3人をメインにやっていくのでしょう。

 

今作のテーマは「未来」です。

なりたい職業が次々と浮かび上がっていくオープニングはとても華やかで見ていて楽しいですね。

エンディングでもあこがれの職業を次々に連呼していくなど、「夢に溢れた未来」を全面的に肯定していく内容になっています。

他にも、主人公たちの返信するパワーがアスパワーであったり、とにかく全てが「明日」や「未来」というワードを彷彿とさせます。

 

そんな中、プリキュアのモチーフはダンス。

主人公のはなは元気なチアリーダーです。

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キュアエールという名前からもわかるように、彼女のコンセプトは「応援」です。

「皆の未来を応援するチアリーダー」というと、同じく坪田脚本の生み出したプリティーリズム・ディアマイフューチャーの主人公、上葉みあを彷彿とさせます。

というか、元気が取り柄で猪突猛進なところとか、未来の自分を頑なに信じているところとか、色んな所がみあそっくりです。

 

他のメンバーはキュアアンジュ、キュアエトワール共にバレリーナやオペラ歌手をモチーフにしているように見えます。

その意味で、チアリーダーという現代的なモチーフのキュアエールとは明確に方向性が異なるわけですが(そもそもアンジュ・エトワールはフランス語ですし)このあたりのコンセプトの違いが今後の展開に利いてくるのか、気になるところです。

 

一方で、敵の方は思いっきり「社畜」がモチーフですね。

恐らくは、かつては夢を抱いたものの夢破れただ毎日を過ごす会社員の姿を、子供のアンチテーゼとして配置しているのでしょう。

彼らにどのような解釈・救いを与えるのか。

特に彼らのような立場の人間は親御さんにも多いはずですので、一概に悪と断じることはできません。

このような存在を敢えて正面から描くことで、夢の持つ負の側面も描き出すでしょうし、物語にも深みが生まれます。

そのテーマを通じて大人たちにもどのようなメッセージを送るのか、これからが楽しみです。

「未来」をテーマにした傑作、プリティーリズム・ディアマイフューチャーとどのような差別化をしていくのかにも注目したいです。

(ところで上司の声が三木眞一郎さんなのがまたプリティーリズムを想起させます笑)